足場の安全確保のために欠かせないのが「筋交い」と呼ばれる補強部材です。
筋交いの役割や種類を理解しておくことで、足場全体の強度や安全性が高まるでしょう。
この記事では、足場の筋交いにおける目的や種類・設置時の注意点などについて紹介します。
▼足場の筋交いとは
筋交いとは、足場の枠組みに対角線状に取り付ける補強部材です。
風や作業時の揺れなどによって発生する横方向の力を分散し、構造全体を安定させる働きをもちます。
特に高さのある足場や、強風が予想される現場では欠かせない存在です。
また、作業員の安全確保だけでなく、資材の落下や足場の倒壊を防ぐためにも重要です。
▼筋交の種類と設置時の注意点
■筋交の種類
足場に使われる筋交いには、主に「単管筋交い」と「枠組み筋交い」の2種類があります。
単管筋交いは丸い鋼管を斜めに渡す方式で、自由度が高く現場の形状に合わせやすい特徴をもっています。
一方、枠組み筋交いは規格化された部材を組み合わせて使用するもので、安定感に優れますが設置スペースの考慮が必要です。
■設置時の注意点
筋交いを設置する際には、しっかりと固定し、たるみやズレがないように注意を払う必要があります。
緩みが生じると、構造全体の強度が落ち、足場の揺れや倒壊につながる危険があります。
また、他の部材との干渉や、作業の動線を妨げないような位置取りも大切です。
施工後には必ず点検を行い、必要に応じて調整することで事故のリスクを減らせます。
▼まとめ
足場における筋交いは、構造を支える重要な補強材であり、施工現場の安全性を大きく左右します。
目的や種類を正しく理解し、設置時のポイントを押さえることで、足場の耐久性や作業効率を向上させることが可能です。
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